今回はSPDシューズの補修の続きと、PD-A530の踏み面改善、玉押し調整の話です。
※今回は特に補修の厳しい部分があるので、いつもながら自己責任にてお願いします。

SPDシューズの補修の続きで、「点で踏んでいる」という感覚のSPDペダル、
PD-A530の踏み面を、1平方cmでも広く出来ないかとあがいてみました。
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まずはこんな感じ。PD-A530のクリート外側、無改造ですと外側は1cm角の
金属の出っ張りがシューズに当たる程度しかないため、凹んだところを埋めるように
前回紹介したシューズドクターNでならしていきます。
失敗はゆるされないので、少しずつ盛ってはならし、を繰り返します。
ま、まぁ盛り過ぎたらカッターで削れば良いかな・・・

今度は、シューズ側も盛っていきます。本来クリートとソールの隙間になっている場所ですが、
ペダルの金属部分、および当たり面を広げた箇所に、面で当たるようにこちらも埋めていきます。
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クリートを回り込むように、ギリギリまでシューズドクターを盛っていきます。
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ノーマルがこうだったので、クリート外側はだいぶ埋まってますね。
P_20170420_143634
反対側もこんな感じ。ペダル側もシューズ側も、盛り過ぎるとクリートが
はまらなくなるので、試行錯誤を繰り返します。
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結果はこんな感じ。前回の御成山クライムの時でも、点で踏んでいる感じから、
少しは面で踏んでいる感じになりました。
一週間位すると結構硬くはなるのですが、耐久性がどの位か、
今後見ていく必要があります。

また、少し軸にガタが出ていたペダル(PD-A530)の玉押し調整も行います。
ペダル軸外し治具(TL-PD40)を使って、ペダル軸を外していきます。
モンキーも持っていたのですが、幅が2mm程足りず、プライヤーを使って外しました。
おかげで治具は傷だらけ。
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事前の調査で、ボールが非常に小さく、なくしやすいとの事なので、
念のためトレーと、ボロ布を敷いて作業を行います。
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ペダル軸を外した状態。グリスは一旦全部拭き取って、手持ちの
ウレアグリスを詰めていきます。

ダブルナットを外さないとならないのですが、ケチなので出来るだけ100均の工具を使って、
そうでないものはアストロプロダクツ頼りです。
P_20170407_201618
7mmは左のソケットレンチ、10mmは真ん中の薄型スパナ、15mmはアストロの15mmレンチを
使いました。真ん中の薄型スパナがヤワなので注意して使いました。
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 玉押し調整は、ホイールのときと同様、ペダル軸を立てた状態で15mmのレンチを足で押さえ、
10mmと7mmを両手で持って、慎重に締めていきます。
中古のためか、玉押しをスルスルにすると、クランクにはめた時にガタが出てしまうので、
少しコリコリする程度に締めました。今回この調整が難しく、クランクにはめてからガタをみて、
また外して調整して・・・を繰り返したのでかなり時間が掛かりました。治具も傷だらけ。

まぁでも一応、ガタもなくなったし、ペダルを回すと決まった場所で止まるので、
クリートキャッチは大丈夫かな?
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